英語を学ぶメリット4選

学生時代から英語が苦手で、英会話と聞くだけで逃げたくなる人はいませんか? 今では留学経験があったり、英語が得意な人がたくさんいますから、仕事で英語が必要な時にはそんな人に任せっぱなしの人もいるかもしれません。


でも、ただ学生時代に苦手だったというだけで、英会話を遠ざけてしまうのは、実はかなりもったいないことなんです。たとえあなたが今後もまったく英語を話す必要がなくても、英会話を学ぶことはあなたに大きな利益をもたらしてくれます。


大げさにいうと、これからの人生、英語を話す必要がない人でも、英会話を学ぶことには大きなメリットがあるのです。
その4つの理由をこれからお伝えしていきます。

認知症予防効果がある

実は、英会話学習には「認知症予防に効く」と言われています。英語を覚えたり使ったりするとき、人の脳は新たに神経細胞を結合させます。英会話を学ぶことで、私たちの脳は、慣れ親しんだ日本語を使うだけでは得られない刺激を得るのです。

この刺激は、脳の認知機能に働きかけ、認知症の予防につながります。


厚生労働省のデータによると、2025年には5人に1人が認知症になる、と推計されています。老化防止のために食事の改善や運動に取り組み、体は健康でも、もし認知症になってしまったら、人生を思う存分楽しむことはできません。認知症予防のために、英会話学習にトライしてみてはいかがでしょうか?

英語と無関係な仕事のスキルアップにつながる

英語が苦手なあなたは“仕事で英語が必要なときはあの人に頼む”ともう決めているかもしれません。でも、英会話は実は、英語にまったく関係ない通常の仕事にも役立つのです。


なぜなら、英会話を学ぶことにより、脳の実行機能が大いに鍛えられるからです。具体的には、情報を効率よく処理する「ワーキングメモリ機能」と複数のタスクを同時にこなす「マルチタスク」機能は、英会話を学ぶことで向上します。


「ワーキングメモリ」と「マルチタスク」はあなたがどんな業種の仕事をしていたとしても、絶対に必要な大切な機能です。これらの機能が劣っているだけで、せっかくがんばっている仕事の評価が下がってしまうこともあり得ます。


英会話を学ぶ目的は「英語を話すこと」であり、英語を話したくない人には必要ないと思ってしまいがちですが、決してそれだけでなく、どんな仕事にも必要な脳の機能を高めることができるのです。

利害関係のない友人ができる

大人になると友達ができない、と聞いたことはありませんか? 仕事を通じて会う人とはどうしても利害関係が生じてしまいますし、仕事以外で出会った人でもなぜか肩書きを気にしてしまったりしますよね。


でも、英会話学習を通して出会う人とは、そのようなことはありません。年齢も性別もさまざまな人たちが、同じ“英会話を学ぶ”という目的でつながることができます。もちろん、無理に深く付き合う必要もありません。


英会話を通して、自分の立場を気にせずに話せる友人ができることは、あなたの人生にきっとプラスになるはずです。

「英語」は楽しく、役に立つ

日本語に比べると英語ってフランクだな、と感じたことはありませんか?


たとえば、英語には日本語ほど複雑な敬語の表現がありません。学校の先生でも会社の先輩でも会話の中で「You」と呼びかけてかまわないのです。


英語を学ぶことで、あなたの心はきっと日本語とは異なる“自由さ”を感じるはず。たとえ、今すぐ英語を習得する必要がなくても、英語を通じて、他の文化の雰囲気を感じることは、決して無駄ではないことでしょう。


そして、英語は、世界中で最も多くの国で話されている言語。その英語を学ぶことは、たとえ必要ないと思っていても、きっと役立つに違いありません。また、英会話を学ぶことをきっかけに、英語を話す友人ができたり、海外旅行に行ってみたり…とあなたの世界を広げてくれるはずです。